秋田市外旭川リノベーション
平成9年に新築された戸建の住宅。お施主様のご要望は、「冬場のLDKの寒さを解消したい」でした。当時の建物の中ではペアガラスの樹脂窓をつかっていたり、壁も硬質の断熱材が使われていたり、全館計画換気があったりと拘りを感じる家でした。
寒さの問題は当時流行りだしたリビング階段と吹抜けでした。
現在の新築住宅のような高性能住宅であれば吹抜けもリビング階段も可能な家もありますが、それは一部の住宅の話で実際は秋田の気候だと厳しい間取りになります。特に暖房に使う灯油・電気・ガスなど全てのエネルギー価格の高騰で、より冬の厳しさを感じる時代となりました。
今回のメイン工事は、階段とLDKを分けて(階段の位置はそのまま)2階に暖気が逃げないようにすることと、家の熱が一番逃げる窓を補助金を利用し高断熱のトリプルガラス樹脂窓に入れ替える工事になります。
合わせて和室を洋室(寝室)へ変更、水回り設備の交換、収納計画の見直し、外壁の貼替工事をおこないました。