断熱材:現場発泡ウレタン吹付断熱材[熱伝導率 0.035W/(m・k)]厚さ160㎜
工法:ライトプランでは2階の梁の高さ(下屋部分は1階の梁の高さ)に、遮熱シートが付いた段ボールで、
天井のように下地(面)をつくり、その面に断熱材を吹き付けし発泡硬化する発泡ウレタンの吹付断熱を採用しております。
吹き付けた断熱材はその場でビールの泡のようにモコモコと膨れ上がり時間が経つとそのまま硬化します。
メリットは施工が容易でムラなく短時間で断熱と気密が確保できる点です。特に発泡時には狭く複雑な隙間も入り込むように充填できるため非常に気密性能が高くなります。
グラスウールを使っても当然、断熱性も気密性も確保ができます。
ただしグラスウールは職人の施工精度と現場管理が大変重要で、施工不良があると本来の断熱性も気密性も確保できなくなってしまいます。
逆を言えばグラスウールでしっかり施工ができれば総合的に考えて一番理想的な断熱材と言えます。
それぞれにメリットもあればデメリットもありますので詳しくはスタッフよりお伝えさせていただきます。
断熱材:
(内)発泡ウレタン吹付断熱材[熱伝導率 0.035W/(m・k)]厚さ75㎜
(外)フェノールフォーム断熱材[熱伝導率 0.020W/(m・k)]厚さ40㎜
工法:内断熱工法と外張り断熱工法を組み合わせたダブル断熱工法(付加断熱工法)を採用しております。
まず内断熱には天井部にも採用している吹付断熱をおこない断熱性と気密性を確保します。
次に柱の外側に隙間なくボード状の硬質断熱材を隙間なく貼り合わせる外張り断熱工法で、躯体を外からスッポリ覆ってしまいます。外張り断熱をおこなうことで室内からの湿気で生じる内部結露も起こりにくくできます。
外壁面は通気工法を採用し、外壁の熱や、壁内の湿気をこもり難くさせます。
断熱材:押出法ポリスチレンフォーム断熱材
[熱伝導率 0.022W/(m・k)]厚さ75㎜
工法:床下断熱で床合板の真下に施工します。
床下(基礎の中)は基礎パッキンを使い自然換気をしており、空気の滞留を防ぎ乾燥状態を保つようにしております。
基礎はベタ基礎を採用しており、地面に対し面で接するので非常に安定した基礎となっております。また防湿・防蟻効果もあります。
※地盤調査の結果によっては補強工事が必要な場合もございます。
窓:樹脂窓・トリプルガラス [熱還流率 0.84W/(㎡・k)]
ライトプラン新築推奨仕様で建築された場合の省エネルギー基準外皮性能は[外皮平均熱貫流率(UA値)]は0.33w/㎡kとなります。
秋田市[省エネ地域区分:4地域]で建築する基準で考えた場合断熱等性能等級は[等級6]になります。
4地域の各基準値は以下の通りで
UA値の数値が小さくなる[断熱等級が高い]ほど断熱性能は高くなり、冷暖房費をおさえながら冬暖かく、夏涼しい住宅になります。
詳しくはスタッフまでお尋ねください。
何よりも大事な基礎。ライトプランではベタ基礎を採用しています。建物の荷重を耐圧盤全体で受け止められるため、耐震性能も向上し、軟弱地盤でも不同沈下を抑制します。
基礎と土台の間には基礎パッキンを使用し床下の通気をおこなうことで、土台の腐れを防ぎ、シロアリや病害虫を寄せつけない環境条件をつくります。
従来の木造軸組み工法は、柱や梁などをくりぬき(ホゾ穴)、そこに先端を細くした(ホゾ)梁を組み合わせるなどするため、木材の欠損部分が大きくなり、地震の揺れなどが心配でした。こうした弱点を改良する為に接合部に「ストローグのコネクタ」を使用して、木材の削り取り部分を最小限に抑えながらしっかりと軸組みを固定します。きわめて耐震性に優れているため、“地震列島”と呼ばれている日本には適した建築法として広く普及しつつあります。
柱や梁、土台を構造用パネルで一体化し、6面体の箱型にすることで外からの力を面全体で受け、バランスよく力を分散して変形しにくい仕組みによって強度が高い家を建てることが可能になります。また耐震性や耐久性だけでなく、モノコック構造は耐火性・遮音性・耐熱性にも優れています。
根太を設けず床下地合板(28㎜)を直接梁材に留め付け剛性を高める床組みで、根太工法に比べ地震や台風時に発生する水平力に対して強く、火打ち梁を省く事ができます。
床構造による歪み・きしみの削減にも大いに効果を発揮する工法です。
省令準耐火構造の特徴は
①外部からの延焼を防止することで、隣家などの火災をもらいにくくします。
②火災が発生しても一定時間、火が外に出ない状態をつくります。
③ある部屋で火災が起きた場合に、他の部屋への延焼を遅らせることができます。
以上のことから避難や初期消火が可能となり、家族の命を守る構造となります。
また、火災保険料も普通の木造住宅に比べ半額程に抑えることができます。
窓は外と室内の熱の行き来の割合が一番大きくなる場所です。断熱性能を高めるにあたり優先的に検討する場所になります。断熱性能を高めることは夏も冬も体への負担を少なくし、少ないエネルギーで保冷保温効果が生まれ快適に過ごすことができます。
熱の伝わりが小さい樹脂サッシは、結露を防ぐという特長を持っています。
また、Low-Eトリプルガラスと組み合わせることで、高い断熱性を発揮します。
家をボード状の断熱材で柱の外側からすっぽりと全体を包んで断熱するのが外張断熱工法です。
断熱材が柱・梁の外側にあるため、断熱材が切れ目なく連続し、安定した高い断熱性・気密性が実現できます。外張断熱では夏・冬を通して壁体内も室内と近い環境になり、室内との温度差が少なくなります。そのため、壁体内の結露の可能性も少なくなります。
更に断熱性能を高めたい場合は、内側に高性能グラスウール充填した付加断熱工法がお勧めです。
気密が高い住宅のメリットは、必要以上に外の空気が入らないので夏や冬、室内の温度が安定しやすくなります。これは冷暖房費の削減に繋がります。
デメリットは室内の汚れた空気や湿気がこもり体調不良や結露・カビが発生します。
これを解消させるために何らかの換気方法で必要量の換気をおこなわなければいけません。一般的に新築住宅ではダクト式熱交換型第一種換気システムか、第三種換気システムが採用されております。それぞれにメリット・デメリットがありますのでどちらかが必ず良いとは言い切れません。
ダクト式熱交換型第一種換気システムのメリットは室内の熱損失が少なく、室内温度が安定し快適で、冷暖房費の削減にもなります。デメリットは三種換気に比べてイニシャルコストが高い、メンテナンス費用が高い、ランニングコストもかかるため、冷暖房費の削減では元を取ることはできません。また、数年後のダクト内の埃の蓄積が不安視されます。
第三種換気システムのメリットは第一種換気のデメリットの逆となります。
特に給気ダクトの埃の不安がないので、数十年暮らす住まいと考えると安心です。
デメリットはやはり熱交換機能が無いため、特に冬の給気口からの冷気の問題です。
ライトプランではそれぞれを比較検討し現在はダクト式第三種換気システム
(日本住環のルフロ400)を採用しております。