秋田市楢山新築住宅
転勤族で賃貸生活を送ってこられてきたM様ご夫婦。地元秋田県に戻ってきたタイミングで土地探しからの新築住宅をスタートされました。お子様の通学や将来の単身赴任を考え利便性の良い秋田市中心部で家づくりを検討。限られた敷地内でも、それを感じさせない、空間と収納スペースを多くとることを意識しご提案させて頂きました。
納戸のような広い収納ではなく、その場その場に必要な収納を各所にちりばめる計画と、可動棚を設け縦のスペースを有効に使うことを心がけました。
玄関クロークや一階にあると便利なファミリークロゼット、日用品をストックするパントリーや造作の収納棚。そんな収納スペースが32坪3LDKの住宅の中に合計で10帖もあります。
収納以外でも工夫があり、キッチンスペースにはマグネットボードを壁に貼ることで、プリントを貼ったり、大事なことをマーカーで書いたり消したりすることもできます。
リビング階段のデメリットとなる冬場の1、2階の温度差による空気の行き来を防ぐために、階段室前には扉を付けさせて頂きました。天井までのハイドアを付けることで目立つこともありません。洗面室や2階ホールにはホスクリーンを付け室内干しができるスペースを設けてあります。テレワークなどちょっと集中したいときに使えるスペースとして2階ホールにはワークカウンターと収納棚をセットで設けました。寝室と子供部屋の床材は無垢材と植物オイルで仕上げました。
気密性能、断熱性能に拘ることはもちろんのこと、日々の生活がより快適でより楽しいものになるよう、家づくりを一緒に考え造り本当に良い家が完成致しました。